最近乗り換えたアバルト595Cについて、その特徴や魅力についてご紹介します。4月にS660からの乗り換えを果たし、長らく憧れていた4人乗りの家族で外出できるオープンモデルに乗ることができました。
前に乗っていたS660です。見た目・スポーティーさはとても良かったのですが、狭く実用性が足りなかった・・・
スペックと概要:
アバルト595Cは、フィアット500をチューニングしたスポーツモデルである。1.4L T-Jetエンジンを搭載し、165hpのパワーと230Nmのトルクを誇ります。ターボチャージャーが付いており、スポーティーな性能が期待できます。さらに、オープンモデルであり、4人乗り仕様は家族とのドライブに最適です。車幅も1625mmとコンパクトサイズであり我が家の駐車場に入ります。
快適なオープンモデル:
特に素晴らしいのは中央が開くオープンで天井までの高さがあるため、サイドのウインドウを閉めれば100kmでも助手席と会話ができるのが嬉しいポイント。ヒーターの効きも良く、冬のオープンも驚くほど快適に楽しめます。ロードスター・コペン・S660などのオープンカーを乗ってきましたが高速走行でもオープンで助手席の人と話せるのはこの車ぐらいです。
オープンで4人乗車できる車は、miniコンバーチブル・4シリーズカブリオレなど本当に選択肢が少ない。家族でオープンで走れる体感は唯一無二の魅力です。
乗り心地と運転の特徴:
一方で、乗り心地は結構固いため、スポーティーな走りが疲れる一面もあります。しかし、レコードモンツァの排気音は刺激的で、スペックでは味わえない感性的な良さがあります。ただし、冬場のアイドル音が大きいので近所への気遣いが必要です。スポーツモードで走るとブーストアップ・刺激的な排気音・重いパワステと走るたのしさを感じます。165馬力のハッチバックモデルですが、音や見た目の部分でスペックでは知ることのできない楽しさを持っています。走る気にさせる車はまさにイタリヤ車っすね。
※私の車はコンペ仕様のダウンサスを装着したチューニングモデルのためベース車より硬い
デザインと所有欲:
アバルト595Cは独特なボディと高い質感が魅力で、所有欲を掻き立てます。良いエクステリアデザインはまさにクルマ好きの心をくすぐります。壊さずにこれからも大切に乗り続けたいという気持ちが強いです。
ツーリズモというラグジュアリーグレードとなるためシートは茶色レザーでありおしゃれです。
デュアロジックという変速の魅力:
トルコンATとは違う、シングルクラッチ式のデュアロジック変速は最初は戸惑うかもしれませんが、これが車の個性。その独自性に慣れると、ブリッピングもちゃんとし変速の面白さや違いが楽しめ、他の車にはない独自のドライブ体験が得られます。高いギアで引っ張ろうとし国産車だとここは5速だよなというところを4速のまま引っ張ったりと独特です。故障しやすいといわれるこの変速ですは今のところは大丈夫です。アキュムレータがちゃんと稼働してからエンジン点火する、渋滞路は走らない、できる限りATモードで走り負荷を与えないように気遣ってます。
信頼性とメンテナンス:
故障に関しては大きなトラブルは起きていません。これまでは通常の消耗品にタイベル・タイヤ・フロントブレーキ程度で普通の車にパーツが多少高い程度で覚悟していたほどではありませんでした。これまでの故障はデュアロジックのRを押してもNのままというのがごくまれに起きるのと、一度屋根が閉まらなくなった程度です(時間が経ったら閉まるようになった)。これらは車との対話とも言え、気を遣いながらも楽しみながら解決しています。定期交換部品に関しても、手間をかけずにしっかりとメンテナンスを行い、クルマの良さを保っています。
まとめると、アバルト595Cはスポーツカーとしての特徴を持ちながらも、家族との外出にも最適なオープンモデル。独自性溢れるデザインと快適な走りで、所有者の心を掴んで離しません。これからも大切にしていきたい1台です。国産車にはこのような家族でオープンで走れて、刺激的なスポーツ走行ができるモデルはありませんね。イタリヤ車だからなせるプロダクツだと思います。
ガソリン車の生産は今年で終了。ついに廃盤となる車になってしまうため、維持できる間は維持したいと思います。
最終モデルのオープン特別仕様はF595C。レコモンやMT仕様もあり、最後にふさわしい仕様となっています。よろしければ是非!500万近くしてアバルトも高くなりましたな・・・
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