処置を行いちゃんと動くようになったので久しぶりに書いちゃいますぞ(長年の間放置しており、やっと中の人がやる気になっただけです)
アラサーのおじさんとなりデジタルガジェットへの興味が薄れ購入端末が減っている状態が続いておりましたが、今回久しぶりに購入しちゃいました。それは何かというとBALMUDA Phoneです。
当時14万円した意味不明な高額デザインイケイケ端末が中古市場では2万円台で手にはいるようになりました。もう3万円弱で買えてしまうのですぞ!?筆者は26000円ぐらいでほぼ新品を購入しています。
少し前では新品在庫がイオシスで適正価格34800円とか言われておりましたが、2022/8時点でもっと安くなっているのです。 ミドルクラスのSoc SnapDragon765にシングルカメラのあのサイズではこの値段で妥当です。
色々インパクトの大きい、話題の端末を2万円台の価格として見た目線で気づいたところを記したいと思います。
BALMUDA Phoneとは
トースターなどで有名なおしゃれ家電のBALMUDAがデザインしたスマートフォンです。当時は14万円で発売されSIMフリー版とソフトバンク版が提供されました。
BALMUDAが監修し、実際の製造は京セラが行なったと言われています。
BALMUDAの世界観を大事にするということで、デザイン最優先で作られた端末です。 123mm*69mm:138gとiPhone13miniやiPhoneSE3といった現在貴重なコンパクト端末です。
画面サイズは4.9インチとサイズの割には頑張った方です。
開発のエピソードとしてデザイン上画面サイズは4.8インチで進めたかったものの、パーツが存在せず断念した話があるという、開発者のこだわりが隠せません。 ハードスペックとしては、Android11の6GBメモリに128GBのストレージにSnapDragon765のミドルクラスチップが搭載されており普段使いの方法であれば問題ないスペックです。 指紋認証・ワイヤレス充電・Felica・5Gにe-simと暮らしてゆくためのトレンド機能もある程度搭載しています。
ちょっと気になるのは、2021年発売端末なのに古い765というチップセット。国内生産端末なのに防水は生活防水クラスのIPX4までなのは惜しいと感じました。
丸いデザインによるフィット感が最高
コンパクト端末かつ石ころのような丸っこいデザインがすごく手に馴染んでフィットします。最近の角張り・巨大化する端末とは違い、持っていても疲れません。 あと、ここ最近の端末には珍しくマットなプラスチックな素材です。ケース無しでも運用できそうなボディが新鮮味を感じます。また、ディスプレイ面はフラットとなっていますのでガラスフィルムが簡単に貼れるのも良い点です。
普通に使えるスペックで通常利用なら不満ない
最近としては珍しく液晶ディスプレイです。画面も綺麗で使うには申し分ありません。 インカメラのノッチ部分がめちゃくちゃ大きいです。これは邪魔ですね〜、が愛嬌と思って我慢しましょうw 5G/e-simも利用でき、スマホ基幹部分の必要機能はしっかり抑えています。 メール・ウェブブラウジングを使う内容は全然問題ありません。
処理が大変なゲームアプリをすると処置落ちが気になります。
SnapDragon765という世代前のチップセットとミドルクラスなので仕方ないですね〜。
指紋認証の位置が致命的に悪い
これだけは許されない。本当にモックアップでテストをしてみたのか?とツッコみたくなります。どうしてカメラ位置の横に指紋認証を置いたのか?毎回カメラホールと間違えてしまいます。
元々14万円もの端末なので画面内指紋認証などもイケたはずです。
何度も間違えてしまいロック解除ができず、イライラすることが多いため指紋認証機能は切ってしまいました。
純正カメラアプリは微妙、Google Cameraで撮影しよう
そもそもの純正カメラアプリの出来が悪いです。BALMUDA Phone登場からカメラ画質はかなり酷評されており、カラーバランスのチューニングが微妙でメシマズカメラと言われておりました。しかし、それは流石にクレームが多くて改善されました。しかしながら撮影をするとなんとなくボカシを効かせた絵になってしまい、微妙な味付けな絵になります。なんか標準モードなのにsnowとかで装飾されたような色合いというかボカしというのがあるのです。 色々使ってみるとGoogle謹製のGoogle Cameraを導入することで改善されました。
なんだか、まだまだカメラアプリのチューニングが甘いということがわかります。
Pixelの最強カメラアプリ「Google Camera」を他のスマホに導入する方法【移植版】 from SMART ASWさん
純正のカメラアプリは勝手に変な補正がされており、ユーザーが希望しない色味やボケ具合になってしまいます。Google Cameraから撮影すると、これじゃない!という感じが解消されていますので、利用する際はGoogle Cameraを使いましょう。 以下撮影サンプル例です。普通に使うには大丈夫なレベルには撮れています。
容量の関係で、撮影後に1280*780に縮小しています。 左がGoogleCamera、右が純正カメラです。純正カメラのほうがぼかし気味の補正が入っている感じがします。
適正価格の二万円台なら許されますが、14万だったらブチギレ不可避ですw
現代スマホのアンチテーゼ?というかをそのまま実現した端末といえる
BALMUDA自身が既存のスマホに対するアンチテーゼを定義したと述べています。使っていて気づいたことはAppleのジョブズ氏がおられた10年前の時点のスマートフォンのトレンドをそのまま現代のスペックで作成したスマホであると思いました。iPhone 3GSが発売されてから、この10年の間でスマホとして色々な進化がありました。
・大容量コンテンツを表示するための高精細大画面ディスプレイ←バ電は通常の液晶やで
・さまざまな機能と電池容量を確保するための四角いボディのトレンド←バ電は丸ボディ
・コンデジいらずの多レンズ・大型センサーのカメラ←バ電は標準的なカメラ
・製品クオリティを高めるためのメタル塗装やアルミボディ←バ電はプラスチックな原色素材
・デザインだけではなく使い勝手も重視したUI←バ電はデザイン重視のアプリばかり
といったところがあると思いますが、5Gといった基本的なところは進化しているものの現代のスマホのトレンドや常識的機能であるところは進化できておりません。
10年前のスマホの考え方を継続して作り続けたら「こうなったぞ!」と頑固人が作ったスマホじゃないかと思いました。
ジョブズ氏に敬意を示してとかBALMUDA社長は言っていましたが、ジョブズ氏本人は喜んでいないと思うプロダクツです・・・
適正価格としてのBALMUDA Phoneをどう思うか?
通話・メール・派手な性能を求めないアプリ動作として使う基本的な機能は申し分ありません。弱点のカメラもGoogleカメラアプリを導入すれば、記録の面ではしっかり使えます。
このサイズ感で使えてしまい5Gにも対応したスマホで2万円台は適正価格だと思います。
また、話題となったプロダクツでありますから飲み会の場などに持って行けば話の話題として1ネタイケる端末と言えます。
ライトユースでも毎日ちゃんと充電しないと残量不足に陥ります。近い感覚として、待ち受け状態が多いのであれば電池消費は少ないものの、iPhoneSE2で動画やらゲームをすると一気に電池が減るイメージに近いです。
BALMUDA社長はスマホ依存を防ぐんだという意味で容量大きくしなくていいんだと言っていましたが、丸っこいボディにしてバッテリー搭載スペースが十分に確保できなかったのではないか?の言い訳にしか過ぎないです。
誕生日設定もできるのですが、西暦8686年も大丈夫です(笑
私はサブ端末として使います。電池の持ちの悪さと話題性でサブで持っておきたいと思います。
(ボロカスした純正カメラの良い点みーつけた!、機能が少ないからシンプルに見える・・・・)
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