iPhoneの名機であり、ジョブズの最後の逸品といわれているiPhone4Sが発売されて13年が経過しました。
2011年からもう13年ですよ。もうそんな前とは思いませんでした。
懐かしさを思い13年経過した2024年にタンスから出しiPhone4Sを使ってみました。
さてどれぐらい使えるか紹介します。
2024年にiPhone4Sを開封する
通話/パケットは3Gしか使用できませんでした。ソフトバンクの3Gサービスは2024年4月に終了してしまいました。
よってWifiしか使用することができません。Wifiはb/g/nに対応しているもの2.4Ghz帯だけとなりますので通信は遅いです。
4:3の比率のディスプレイであることからボディの見た目は今でもおしゃれです。
今見てもiPhone4シリーズのデザインは素晴らしいものを感じます。
現代のスマホと比較するとものすごく小さいです。最新のiPhone15Proと比較しました。
厚みはカメラの出っ張りを除けばiPhone15proと同様です。サイズ感で同様の厚みと考えると今のiPhoneは薄くなりました。
小さいと言われているiPhone13miniよりも一回り小さくなります。
この手に馴染むサイズ感が最高です。
上に電源ボタンがある。指紋認証のない物理のホームボタン。イヤホンジャック端子がついているのは時代を感じます。
IOSのバージョンは9.3.6が最終バージョンです。
当時のUIデザインであり、2024時点でiOS17であることから8年前のOSで動いています。
セキュリティが脆弱な可能性があり使用する際は自己責任です。
まず、パフォーマンスを高める設定から行おう
標準状態ですと処理待ちが激しいです。描画アニメーションを簡略化して、iPhoneのパフォーマンスを高めましょう。
設定のアクセシビリティより視差効果を減らすをオンにしましょう
あとはこのあたりのバックグラウンド処理を消すとかすればさらに早くなります。
が、色々やってももっさりなので、そこはハードの限界ということで
アプリをインストールするときはアップデートの購入済みから
8年前のOSである&32bitアプリケーションでしか動かないiPhone4Sは9割以上AppStoreからアプリダウンロードしても動作環境に満たしていないためダウンロードができないものばかりです。
最初は標準アプリしか使えない初代iPod touch並のひどさと思いましたが抜け道を見つけました。
前提として、過去に自分のID内でダウンロードしたことあるアプリが対象です。
アップデートボタンから購入済みを選択、自分の購入したAppからインストールすると、適用できる過去バージョンのアプリケーションをダウンロード可能です。
ただし、過去時点でも要件を満たさないバージョンの場合はダウンロードすることができません。
また、過去バージョンとなるためインストールしても中身が古く正常に動かないアプリも多数存在しました。
ダウンロードしても動けばOKという認識でOKと考えます。
Twitterはタイムラインは追える
TwitterアプリをインストールすることでTwitterを見ることができました。
動作が遅いのと画面サイズが小さいため画像のプレビューを表示しないのをお勧めします
ただし、動くのは「新規投稿」「タイムライン」「いいね」だけ、他の人のツイート詳細とリツイートはできません。
タイムラインを眺めるぐらいは使えるため何とか使用可能です。
Chromeを入れることでYouTubeは見れる
標準Safariですとカクカクで再生できないYouTubeのブラウザ版。
Chromeを入れることでYouTubeの視聴は可能でした。そしてなぜか広告が再生されないバグ付きです。
ブラウザ周りは正常に動くものの動作が重く、待ちながら表示を楽しむ状況です。
ウェブコンテンツ自体も当時と比べると莫大に容量が増えているため処理に悲鳴をあげています。
テキストだけ表示できるシンプルなブラウザがあれば快適になるかも。
Googleサービスが使えないのがキツい
Googleアプリのログインが正常にいきません。
おそらく最新の2段階認証に対応しておらずエラーとなります。
Gmail/Youtube/GooglephotoなどのGoogleアプリ群が一切使えず、この点は結構辛いです。
ブラウザでのログインは可能であるため、ChromeからGmailの参照はできるもののページが開くまで時間がかかり実用的ではありません。
標準アプリ系は大体使える
iCloudメール・メモ帳・iCloud・音楽再生といったApple標準アプリ群は使用することができました。
電卓・音楽プレイヤーとして使うことは全然使えます。
音楽再生OK(ダウンロードもいけました)、お天気の表示も出てくる、電卓も使えます。
その中でも何故か動かないのがマップの地図が出てこない や 天気の地点の登録ができない。とミュージックビデオはダメ細かい部分でできないアプリが存在しました。
みんカラもOK、写真(ギャラリー)表示もOK、メモリ監視アプリを入れましたが、ちょっとアプリ開くだけで空きが30MBほどしかなく・・・そもそもメモリは256MBしかないんですね。今のiPhone15Proは8GBやで
カメラ機能は好条件下であれば戦える画質
晴れの日に外に持ち出してみました。現在のハイエンドカメラスマホであるXiaomi 13 Ultraと比較です。
左がiPhone4S、右が13ultraと全然違いますね。
ちょっとフォーカスが甘い感じと鮮やかさがない感じが当時感を表しています。
左がiPhone4S、右が13ultra
明るい環境下では、結構頑張ってくれています。
HDR機能なんかもついているのですが、撮影に3秒ほど待たされます。
今のスマホであれば一瞬で撮影できるものの、iPhone4SのSoCだと限界の様子です。
暗い場所や動きのある写真は苦手です・・・。ノイズが目立ちますし、夜の公園といった暗い場所になると写りません。この時代暗所の撮影は本体のモバイルライトを使う前提ですからね。画像合成からの夜景カメラが使えるようになった今のスマホとの大きな違いです。
左がiPhone4S、右が13ultraと外のこういう写真も結構頑張っている気がします。
晴れた日であればスナップ用カメラとしてギリギリ使えます。
色使いが当時のスマホっぽく平成後期の風景みたいに撮れるのは面白いです。
その他のiPhone4Sでの写真をお楽しみください
確認した動作不可ポイント
通話パケット通信、Google系サービス、Swarmはログイン不可、LINEは認証で死ぬ、Instagramはログイン後不正処理でログアウトする。とメジャー系は結構だめでした・・・
結論;音楽聴いて、カメラ撮影して、Twitter投稿するには使える端末
2011年の発売から13年が経過したiPhone4Sはかなり出来ない事が多くなってしまいました。
しかしながら、音楽再生・カメラ・Twitterは使えたため、撮影してTwitterに上げる。音楽を聴きながらタイムラインを眺めるといった日常生活に近いことができることを発見しました。
やはり、Google系サービスが使えないのは日本人にとっては辛いです。
機能を限定しながらも、時々iPhone4Sを使ってみたいと思います。
手の馴染みやすさとデザインの秀逸さは2024年という現在でもアドバンテージがありますので!
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